陸上の世界選手権で日本はメダル3、入賞2だった。15年世界選手権のメダル1、入賞2、16年リオ五輪のメダル2、入賞2を上回った。銅の男子400メートルリレーと銅と銀の男子50キロ競歩は日本陸連が最重要強化に掲げるゴールドターゲット。メダルを多く獲得するための集中強化で一定の成果を上げた。

 ただ、20年東京五輪で上位進出が期待される種目は精彩を欠き、男子棒高跳びや男女のやり投げは決勝進出ラインが遠かった。女子マラソンも最高が16位に終わった。日本陸連の強化委員長を務める伊東監督は「世界の経験を積めた選手が多くいた」と話した。