陸上男子短距離の山県亮太(25=セイコーホールディングス)が28日、広島市内で、織田記念国際の会見に出席した。

 明日の29日の男子100メートルに出場する山県は「自己ベストが出ればいいが、まずは優勝したい」と話した。昨年9月には日本歴代2位となる10秒00をマークし、後半に手応えを感じた。その感覚を体に刷り込ませるように冬季練習を積んできた。得意とするスタートと後半の伸びがかみあえば、好記録を出せる自信がある。「スタートから最後まで納得いくレースができればいい」と語った。

 会場の広島は高校時代まで育った地元。昨年は右足首のケガで欠場しており、2年ぶりの舞台となる。「忘れかけていた緊張感が出てきた」と気合十分だった。