日本陸連は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本選手権(6月25日~28日、大阪・ヤンマースタジアム長居)を9月下旬から10月初旬に延期すると発表した。新たな会場は調整中。日本選手権は01年以降、6月に開催されている。秋の開催は97年~00年などの前例がある。

混成競技の日本選手権(6月13日~14日、長野)も同時期への延期が決まった。ほかにも4~6月に開催予定だった日本陸連の主催大会は延期か中止で調整し、後援大会については延期か中止を要請しているという。

尾県貢専務理事は「アスリート、そしてその関係者の皆様には、まず新型コロナウイルス感染拡大防止のために適切な行動を取ることを最優先していただき、その中で各々の目標達成のために努力を続けていただきたいと存じます。スポーツ界全体が感染拡大防止に刻苦して、この問題が収束をみたときには、スポーツの価値や役割をさらに高めていくような活動に取り組むことができます」との談話を発表。最後に「今こそ、力を結集しましょう!」と熱く呼びかけた。