男子円盤投げは上村峰心(ほうしん=十日町総合3年)が自己新の45メートル90を投げ、逆転で初優勝を決めた。2投目で2位の記録43メートル03を投げていたが“ラス投”の6投目で逆転。今季初めて40メートル台の大台に乗せた伸び盛りは初の全国高校総体(インターハイ)出場をにらんだ。
心の余裕が上村の逆転スローにつながった。試合前の目標は上位6位の北信越大会出場権の獲得。1投目の41メートル16で2位につけ、出場圏内の確信を持っていた。1投目で40メートル台の記録を出したのは2人だけ。「2、3人に抜かれても大丈夫」と楽な気持ちで6投目に入った。「落ち着いて、いつも通りに投げてやろうと思った」。自己ベストを生んだ45メートル90の投げに余分な力は入っていなかった。
今年、記録を飛躍的に伸ばしてきた。昨年までの自己ベストは魚沼地区高校記録会(11月)で出した39メートル91。この日は4月の柏崎選手権で作った自己記録45メートル73を17センチ塗り替えた。肉体作りの成果で高校入学時の体重72キロは83キロに増量(身長175センチ)。冬場は弱点だった背筋強化に努めた。ハイクリーンは60キロから90キロにアップ。「北信越は40メートル後半から50メートルで優勝したい。インターハイは入賞を目指す。技術より筋力をつけたい」。未経験の全国大会へ、上村は肉体改造をさらに推進させる。【涌井幹雄】
【男子円盤投げ結果】
(1)上村峰心(十日町総合)45メートル90(2)渡辺豹冴(開志国際)44メートル34(3)石川流星(同)38メートル83

