陸上U20世界選手権の男子800メートルで同種目日本勢最高となる銅メダルを獲得した落合晃(18=滋賀学園3年)が、来年9月の世界選手権東京大会へ意欲を示した。
3日、開催地のペルー・リマから成田空港に帰国。世界選手権へ「結果を出すことが目標。800メートルという競技で入賞やメダルを獲得できる選手になれるように頑張りたい」と意気込んだ。
日本人初進出となった今大会の決勝では、6番手で迎えた最後の200メートルで3人を追い抜く力走をみせた。「ラストで落ちてくると思っていた。絶対にいける確信はなかったですが、ラストで足を動かして、ギリギリ3位に滑り込めたのはよかった」と振り返った。
6月の日本選手権を初優勝し、7月末に日本新記録となる1分44秒80をマークしたホープ。世界陸連主催の世界大会では、シニアを含めて同種目日本勢初のメダルをつかんだ。「優勝を目標にしていたので悔しい」と率直な思いを打ち明けつつ「800メートルという種目でメダルに届いていなかった点では、銅メダルではあるんですけど、何とか形として持って帰ってこれたのはよかった」と笑みを浮かべた。
自身初の世界大会では、本番で力を出し切る難しさも実感。長距離移動による疲労との向き合い方やレース時の位置取りの大切さを経験した。「位置取りが難しくて、最初は外側にいても、かぶせられて内側にポケットされる。ラスト400メートルからスピードアップする展開に対応するのが難しくて『世界はこう戦うんだ』と身に染みて感じたレースだった」と学びを得た。
日本の800メートルは世界との差が大きいとされてきた中、来秋の世界選手権の参加標準記録(1分44秒50)には0秒30と迫っている。「800で勝負するためには400や1500メートルでの力も必要になる。幅広く結果を出していけたら」とさらなる飛躍を見据えた。【藤塚大輔】

