リオデジャネイロ五輪代表に決まった女子体操の寺本明日香(20=中京大)は「団体でメダルをとれたらいい」と、64年東京大会以来52年ぶりのメダル獲得を目指して言った。

 日本体操協会はこの日、都内で行った試技会後にリオ五輪代表5人を発表した。10代の4人とともに順当に代表入りした寺本は「(代表候補の)今までとは違う合宿になる。チームを引っ張っていきたい」と、唯一の五輪経験者らしく責任感あふれる口調で話した。

 前回のロンドン五輪は最年少。「何も分からなかった」と振り返り「今度は私が若い選手にいろいろと伝えたい」と、頼もしい口調で言った。

 内山以外の4人は昨年世界選手権で5位に入ったメンバーだ。「個性あふれる、強いメンバーがそろった。女子も日本を勢いづけたい」。試技会では跳馬と床運動にミスが出て全体の3位だった。「自分の演技ができなかった。安定性と確実性を上げていかないと」と、本番を目指して話した。