昨季世界女王の本田真凜(15=大阪・関大中)が64・86点で2位につけた。朝の練習ではジャンプが「全部ダメだった」が、本番では3回転フリップ-3回転トーループの連続技、3回転ループ、2回転半とすべて成功。表現力をあらわす演技構成点はトップをマークするなど、勝負強さを発揮。「今季1番緊張した。なんとかジャンプが全部入ってホッとしている」と笑顔で振り返った。

 全日本では過去出場3度とも表彰台を逃しており、20日のフリーでは初の表彰台、優勝がかかる。首位の坂本花織(16=神戸ク)とは2・59点差と射程圏内だが「狙うと自分で自分にプレッシャーをかけて、自爆する」と自制。「昔の自分は、出来るわけない、と思ってやっていた。その感じでいきたい」と自然体で臨む。