男子テニスで右手首の故障のため実戦を離れていた錦織圭(日清食品)が7日、約1カ月半ぶりに復帰するマドリード・オープンに向けてマドリードの練習コートで1時間半ほど体を動かした。右手首にはテーピングを施した上にリストバンドを着けてストロークやボレー、サーブを打った。世界ランキング7位で第6シードに入り、8日以降の2回戦から登場する。

 錦織は準々決勝で敗退した3月下旬のマイアミ・オープンで右手首を痛めた。練習拠点の米フロリダ州に戻って回復に努めたが、4月のバルセロナ・オープンを欠場。今大会の開幕前に予定していたエキシビションマッチ出場も取りやめ、動向が注目されていた。

 28日に開幕する四大大会の全仏オープン(パリ)と同じクレーコートでの試合となる。昨年のマドリード・オープンでは準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたものの、3年連続で4強入りした。