東地区最下位のレバンガ北海道は同地区5位の秋田に69-76で敗れた。19年は年明けから4連敗、秋田とのゲーム差は4に広がった。

5点リードで迎えた後半開始の第3クオーター(Q)に逆転を許した。第4Q中盤には1点差まで追い詰めるも振り切られた。折茂武彦選手兼社長(48)は「何度も追いつくチャンスがありながら、フリースローも含めて決めないといけないシュートを決められなかった」と悔しがった。

攻撃時にマイボールを失うターンオーバー(TO)は17。秋田の19より少ないが、リズムをつくれず。今季初の2ケタ10得点の野口大介(35)は「ちょっと自滅というか…。せっかくのチャンスをTOで終わらせてしまった」と振り返った。フリースローは秋田を5本上回る28本獲得したが成功は19本(秋田同18本)。3点シュート成功数も19本中2本で、一方の秋田は8本と外からの得点力でも差があった。

第3Q序盤の9連続失点や第4Qのファウルからの失点など自らリズムを手放す場面もあった。内海知秀監督(60)は「後半のスタート、最後の駆け引きはスタッフの責任。私も反省しないといけない」と話した。12月の監督交代後は大敗は減ったが、この日を含めここ5試合は全て10点差以内だが、勝利は1試合のみ。B1残留のためには接戦をものにしたいところだ。

明日25日からは京都2連戦(札幌・北海きたえーる)に臨む。「失うものは何もない。前を向いて試合に向けて準備をしたい」と折茂。ホーム開催中に、19年の初白星を挙げておきたい。【浅水友輝】

◆試合前には折茂のリーグ戦通算1万得点達成を記念し、日本代表でともにプレーした佐古賢一氏(48)が折茂と会場で公開インタビューに臨んだ。2人はゆかりの品を前に、日本代表時代のエピソードトークを披露。20年東京五輪にも話しが及び、日本代表アシスタントコーチを務める佐古氏が「権限があれば(代表に)入れるんだけどね」というと、折茂も「どういう形であれ関わりたい」と応えた。