世界63位の西岡良仁(24=ミキハウス)が自身2度目のツアー決勝進出だ。

同44位のアンベール(フランス)に1-6、6-4、6-0の逆転勝ち。18年9月の深センオープンで優勝して以来の決勝では、同54位のオペルカ(米国)-同37位のラオニッチ(カナダ)の勝者と対戦する。

この勝利で、17年3月に記録した58位の自己最高位を大幅に更新し、24日発表予定の最新世界ランキングで、自身初のトップ50入りが濃厚となった。また、6月8日付の世界ランキングで出場権が決まる東京オリンピック(五輪)代表入りに向け、大きく前進した。東京五輪の男子シングルスは、1カ国最大4人で、同日付の世界ランキングで上位56人が出場権を得る。

西岡は、第1セットを1ゲームしか奪えずに落とし、第2セットの最初のゲームも、自分のサーブでピンチを迎えた。しかし、それを乗りきると、第10ゲームで相手のサービスゲームを破り第2セットを奪い返した。最終セットは一気に6ゲームを連取して逆転勝ちを収めた。