5人全員が初代表という新生・日本女子が、まずは最初の関門を突破した。団体総合で、4種目合計162・564点で5位となり、上位8カ国で争われる決勝に進んだ。現地時間11月1日に行われる決勝で3位にまでに入ると、24年パリ五輪の出場権を獲得する。

個人総合で合計54・166点をマーク。8位で上位24人の決勝進出を果たしたエースの宮田笙子(18=鯖江スクール)は「(得点に)びっくりして、まだ心が追いついていない」と、喜びを爆発させた。宮田は、平均台が3位、跳馬が7位で種目別の決勝にも進出した。

誰もが初めて踏む世界の大舞台。床運動からスタートした日本は、緊張の中小さなミスはあったが、落下や転倒などの大過失がなく、安定した演技で4種目をまとめ上げた。最後の平均台では、坂口彩夏(20)、山田千遥(19)、宮田、渡部葉月(18)が演技し、合計40・766点をマーク。出場23チーム中、トップの得点をたたき出した。

日本女子は、5位に入った東京五輪の代表から村上茉愛、杉原愛子、畠田瞳が引退。12年ロンドン五輪から日本を引っ張ってきた寺本明日香も引退し、戦力の低下が不安視された。新ルール下で、世界的にどのぐらいの点数が出るか手探り状態の中、日本のミスのない美しい体操が評価された。

目標は合計得点160点を少しでも超えることだった。それが162点以上の得点を出たことに、田中光女子代表監督も「予選突破を最大の目標にしていた。よく頑張ってくれた」と、選手の健闘に賛辞を贈った。ミスが出た段違い平行棒を決勝で修正できれば、66年ドルトムント大会以来56年ぶりのメダル、そしてパリ五輪出場権も見えてくる。