フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者で、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(28)が28日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜、午後4時50分)に生出演し、来年から同番組の「スペシャル・メッセンジャー」に就任することが発表された。

「羽生結弦 伝えたい、思い」との新コーナーに数カ月に1度ペースで出演。東日本大震災で被災し、復興支援を重ねてきた経験を生かすべく「僕だからこそ伝えられることもあると思います。媒体となって、皆さんの思いを伝える役目ができれば」と番組内で語った。

今後も被災地で人々と交流する予定といい、1人でも多くの視聴者とともに震災、災害、防災について考えていく機会となるよう取り組んでいく。

同局を通じて発表したコメントは次の通り。

「東日本大震災が起きてから、僕は震災のことを忘れたことはありません。震災に寄り添ったプログラムも多く滑ってきました。自分が生きていくテーマの中の1つが3・11に寄り添い続けるということです」

「だからこそ、被災された方々に(自分には)話していただける気持ちや思いがあると思います」

「僕は、皆さんが届けたい思いや伝えたい思いを、テレビを見ている方々に伝えられる媒体でいられたらいいと思っています」

「きっと、僕だから言えることと、僕にしか言えないことが、きっとあるんだろうなって思っています」