クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)が、最終節で昨季王者の意地を見せた。

試合中に他会場の結果で3位を確定させた東京サントリーサンゴリアス(東京SG)に勝利。すでに上位4チームのプレーオフ進出を逃していたが、最後まで前へと進む姿勢を貫いた。

相手と3トライ差でボーナス勝ち点を獲得。6位フィニッシュとし、CTB立川理道主将(34)は「インパクトで入った選手もいい仕事をして、後半に突き放せた。こういう試合ができたことは自信になったし『これでシーズンが終わるのが寂しい』という出来だった」と冷静に振り返った。

東京ベイは序盤で12点を追う展開となったが、前半16分にフランカー末永健雄(29)のトライで反撃。前半を14-19で折り返した。

12点を追う後半8分にはWTB山崎洋之(26)が相手防御の隙間を突いたランでトライ。7点差に迫ると、同14分に連続攻撃から再び山崎がトライを決めた。元オーストラリア代表SOバーナード・フォーリー(34)のゴールで同点。同27分にCTBテアウパ・シオネ(31)が突破し、勝ち越しのトライを挙げた。ラスト1プレーとなってからも攻撃の手を緩めず、42分にペナルティートライでボーナス勝ち点を引き寄せた。

一方の東京SGは2連敗。この日確定したプレーオフ準決勝の組み合わせは以下の通り。

◇5月18日(秩父宮)

埼玉パナソニックワイルドナイツ(1位)-横浜キヤノンイーグルス(4位)

◇同19日(秩父宮)

東芝ブレイブルーパス東京(2位)-東京サントリーサンゴリアス(3位)