今季限りでの現役引退を表明していたレバンガ北海道・桜井良太(41)が、ラストゲームで3点シュートを決めた。A東京戦に、今季9度目の先発出場。試合には敗れたが、3得点をマークした。通算857試合を戦い抜いた「北の鉄人」が惜しまれながらユニホームを脱いだ。チームは17勝43敗、東地区7位で全日程を終了した。

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桜井の引退セレモニーでレバンガの折茂武彦社長ら関係者がねぎらいの言葉を贈った。同社長は「北海道に来てチームの消滅だったり、環境が悪かったり、苦しい中でチームをけん引してくれた」と感謝の言葉を口にした。05年から2シーズン在籍したトヨタ自動車(現A東京)の豊田章男会長はメッセージを寄せ、「ファンを広げようという共通の目的のために戦ってくれた。これからも日本のバスケットのために活躍してほしい」とエールを送った。