【アンジェ=松本航、松本愛香通信員】ショートプログラム(SP)首位で愛称“りくりゅう”の三浦璃来(23)木原龍一(33)組(木下グループ)が、ファイナルを含めてGP5勝目を挙げた。
フリーもトップの139・71点をマークし、合計219・15点。24年世界選手権優勝のステラートデュデク、デシャン組(カナダ)に21・49点差をつけた。ファイナルを除くGPシリーズの優勝はカナダ、日本、米国に続いて4カ国目。メダリスト会見では司会者から中国とフィンランドを残している点を問われ、木原は「やっぱりアスリートとして(全制覇を)目指したいと思いますので、必死にまた頑張っていきたい。体のケアをして、全試合優勝できるように、璃来ちゃんにムチを打たれながら頑張りたいです」とニヤリ。すかさず三浦が「それは余計な一言です」と笑わせた。
最終滑走での演技。序盤に2人そろえて跳ぶ3回転トーループ-2回転半-2回転半が3回転-1回転半-1回転半となった。演技終盤のリフトは着氷に向けての動きが乱れて減点。伸びしろを残しながらも、スローの3回転フリップ、3回転ループを加点付きで決めるなど躍動した。三浦は「エレメンツのこけ(転倒)などのミスがなかったので、全体的にいうと70点ぐらいですかね。まだまだ伸ばせるところ、直せるところもあるし、次戦に向けて頑張っていきたいと思います」と誓った。
次の照準は第5戦スケートアメリカ(11月14~16日、レークプラシッド)に定める。世界王者が今季GP初戦で収穫と課題を得た。


