11日開幕のフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで初優勝を目指す男子の町田樹(関大)が9日、開催地のバルセロナに到着し「自分がやってきたことや周りの人を信じて強く突き進みたい。飛行機の窓から雄大な朝日と海が見えてすごくきれいだった。バルセロナの力を得て自分の仕事を全うしたい」と意気込みを語った。

 GP第1戦スケートアメリカは圧勝したが、時差調整に失敗した11月下旬の第5戦フランス杯はジャンプにミスが出て2位。反省を生かし今大会はショートプログラムの3日前に現地入りし、この日も非公式練習で調整する。「コンディションは決して良くないが、ベテランの技量を最大限生かして成果に結びつけたい」と話した。

 11、12日開催のジュニアGPファイナルに出場する女子の樋口新葉(東京・日本橋女学館中)男子の宇野昌磨(愛知・中京大中京高)も到着した。