京都成章が、6大会連続の花園切符をつかんだ。学校統合により、伏見工から名称変更となった京都工学院に計4トライを浴びせる完勝だった。

開始4分にプロップ西野拓馬(3年)が先制トライ。守っても伝統のタックルで、相手を1トライに封じた。女優井上和香のいとことしても知られる湯浅泰正監督は「今年のチームはひたむきさが持ち味。一生懸命にやる子が多い。もっと伸びたら(花園で)楽しみですね」と頼もしそうに生徒を見つめた。

自慢の大型FWは安定感抜群で、ラインアウトでは華麗なサインプレーからトライへとつなげた。全国でも上位を狙える力があることを示し、フランカーの三木皓正主将(3年)は「京都のチャンピオンになった限りは、花園でも優勝を目指します」とキッパリ。初の全国制覇へ、湯浅監督も「京都の代表として、一緒に戦った工学院の分まで戦う」と誓った。