速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り
ページトップへ
社会タイトル

  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第15回】

便秘にも下痢にも桂枝加芍薬湯

現代医学が明かす漢方の威力

過敏性腸症候群(1)

 ストレスによる現代病のひとつと言われるのが過敏性腸症候群だ。患者は、下痢や便秘を繰り返し、行く先々のトイレの場所を知り尽くしているほど。粗相するのが怖くてオムツを当てる人もいる。命にかかわることはないとはいえ、あまりに日常生活の苦痛が大きい病気だ。

 現代医学では、便通を整える薬などが使われているが、なかなかスッキリとは治りにくい。これに、漢方薬が期待されている。

 東京女子医大付属東洋医学研究所の佐藤弘助教授によると「これまでの報告をみると、だいたい6〜7割の人に効果がある」という。

 過敏性腸症候群は、腹痛を伴うことは共通しているが、(1)下痢と便秘を繰り返す交代型(2)下痢中心の下痢型(3)便秘中心の便秘型に分けられる。

 交代型の場合、基本は桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)。西洋医学的にみると、下痢と便秘は全く反対の症状のように見えるが「漢方では、どちらも正常からの逸脱と考えるのです」と佐藤助教授。例えば、五苓散(ごれいさん)という漢方薬は、むくみがあれば、余分な水分を排せつするように働き、脱水状態だと、水を引き込む方向に働くことが動物実験で証明されている。

 つまり、状況によって全く異なる働きをする。桂枝加芍薬湯もこれと同じで、便秘でも下痢でも正常に戻す方向に働くのである。

 そして、便秘型の場合はこれに大黄(だいおう)を加えた桂枝加芍薬大黄湯が基本。大黄は下剤的な効果がある。「便秘型は、腸が緊張してケイレンし、便が出にくくなっていると考えられます。大黄は腸を刺激するので、本来ならば過敏な腸が刺激されて腹痛が起こる危険があります。しかし、ほかの生薬と組み合わせているのが、漢方の妙味」と佐藤助教授。桂枝加芍薬湯が緊張を緩めて便を出しやすくしてくれるのだ。

 万が一、腹痛や下痢が起こるようならば、大黄を含まない桂枝加芍薬湯が使われる。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

過敏性腸症候群

 半数は35歳前に発症するといわれ、今や患者は全人口の1〜2割に達するといわれている。女性にやや多い。西洋薬では、抗不安薬や腸の運動を改善する薬などいろいろな薬が使われ、最近は新薬も登場している。
前のページへ戻る このページの先頭へ
ニッカン倶楽部広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ