昨年10月の前橋・寛仁親王牌、地元で自身初のG1決勝(4着)を経験した恩田淳平(35=群馬)は地元の利を生かして快進撃を見せた。
しかし、恩田自身はその前から確かな手応えをつかんでいた。9月に取材した際「グレード戦線で戦えるように、新しいトレーニングを取り入れて良くなってきた。今年イチの状態。優勝も狙える」と自信をのぞかせていた。当時から、地元ビッグで結果を出すために試行錯誤していた。そして、たどり着いたのがピラティスだった。
「体重は増やしたくないけど、パワーは欲しい。インナーマッスルを鍛えるために」。そうして通い始めたピラティス教室で、大きな出会いがあった。
同じ教室にボートレーサーの毒島誠も通っていたのだ。軽量級ながら、トップクラスの激しい競り合いに対応するためパワーと体幹を鍛え始めた恩田にとって、小柄で同じ要素が求められるボートレーサー、その中でも超一流の毒島はある意味で理想の存在だった。
「取り組み方は本当に勉強になる。切磋琢磨(せっさたくま)って言うには毒島さんは雲の上の存在ですけど(笑い)」。毒島とのトレーニングで得たものは着実に身についてきている。ヨコの勝負に強くなっていることは親王牌での4走を見れば明らかだ。
ボートレースでは、毒島、関浩哉を筆頭に群馬勢がSG戦線を賑わせている。今度は競輪も-。重役を担う恩田のさらなる進化に期待はふくらむばかりだ。























