6月のコラムの<宮崎旬の情報>でご紹介させていただいた、油津港まつり(宮崎県日南市)は、今年もたくさんのお客様でにぎわいました。

 なかでも、本場24場以外で唯一行われる油津港でのペアボートは、今年で6回目を迎え、石川真二選手、落合純選手、犬童千秋選手、古賀智之選手、小川日紀太選手、大山千広選手(登録番号順)の6選手が、皆さんを油津の海へとご案内しました。

 当日はお祭りに来られたお客様の前で、大野理副市長をペアボートに乗せてのデモンストレーション走行もあり、■(■は崎の大が立の下の横棒なし)田恭平日南市長もマイクパフォーマンスで盛り上げるなど、本当に華やかなイベントでしたが、その準備はとても大変だったようです。

 まず、本場のボートレース芦屋から、前日に10トンユニック(クレーンを搭載した型のトラック)にペアボート2艇を積んで、4~5時間かけて日南市へ到着。選手たちも現地に集合したら、試運転などをしながらブイの位置を決めます。

 これを真夏の南国宮崎(日南)でやるのですから、半日でみんな真っ黒。でも、翌日の“お客さんのために”と入念に安全をチェックしたり、乗りやすいように考えたりと、汗びっしょりになっての準備は夕方まで続いていました。

 当日は、お天気にも恵まれ、約60人のお客様が「すごーい!」「はやーい!」「選手ってこれ以上で競ってるの!?」などの感想が聞こえてきて、本当にみんな楽しそう。

 今回、初参加の大山選手は、最初は「えっ!? ここでやるの???」と少しびっくりしたそうですが、他では味わえないアットホームなペアボート乗船会に、「地域の活性化に少しでも役に立てて良かった」と話してくれました。

油津港まつりで水しぶきを上げて豪快に疾走するペアボート(芦屋ボート提供)
油津港まつりで水しぶきを上げて豪快に疾走するペアボート(芦屋ボート提供)

 また、特設会場では、「オラレ日南大使」の任命式もあり、犬童千秋選手、河野真也選手、日高逸子選手、石川真二選手、和合俊介選手、魚谷香織選手(参加回数順)の6人の選手が大使に就任しました。

「油津港まつり」でオラレ日南大使の任命式に出席した(左から)日南市の﨑田恭平市長、石川真二選手、犬童千秋選手、芦屋町競艇事業局の大長光信行局長、ボートレース振興会の香川洋一常務
「油津港まつり」でオラレ日南大使の任命式に出席した(左から)日南市の﨑田恭平市長、石川真二選手、犬童千秋選手、芦屋町競艇事業局の大長光信行局長、ボートレース振興会の香川洋一常務

 代表してあいさつを行った犬童選手は、前日に知ったとのことで、「えっ? そうなの? とびっくりしたけど、素直にうれしいです」と笑顔で「いただいた人生“初名刺”をいろんなところでたくさんの人に渡して、オラレ日南と日南市をPRしたい」と話してくれました。

 いつかまた、この<日南でのペアボートができるまで>をお伝えしますね。お楽しみに!

 
 

 ペアボートに親子で参加した12歳の女の子(石川あかりちゃん)は「大山選手に乗せてもらいました! すっごく楽しかったし、大山選手のファンになりました。これからずっと応援します」と、もらった色紙を大事そうに持って帰って、自宅に飾ると話してくれました。

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