【前検リサーチ】

住之江巧者の高野哲史が、さっそく好パワーをアピールした。「班で下がることはなかった」。コメントは控え気味だが、前検スタート練習は3本のうち2本がフライングで飛び出すほど。6秒75の前検1番時計は素直に評価していい。住之江は一般戦で3度優勝し、前回は6月G1太閤賞で優出(6着)と大得意。初日は前半7Rでシリーズリーダー丸岡正典と対決、後半11Rは1枠で必勝態勢だ。

高野と後半11Rで対戦する佐藤翼も、回り足は軽快だった。「前節の戸田が悪過ぎたから、すごく(ターンで)押している感じがした」。こちらは新勝率(20年1月適用)7・40とA1級返り咲きに成功。さらに流れを引き寄せるためにも、高野との対決に力が入る。

他では、古結宏の動きも目立った。「何もせずに乗って行き足が良さそう。試運転は乗りやすさもあった」。初日4、9Rは3、6枠でも楽しみがふくらむ。