ガールズグランプリで、有言実行の奥井迪は果敢に逃げ粘った。

 2着に終わったが「悔しいが力は出し切れた。先行だけは譲れなかったので」と、荒い息の中で思いをはき出した。ホームバンク、強風と気温低下で後輪もスポーク車輪に変更される中でも徹底先行を貫いた。

 来年もその意志は不変だ。「ここで2着になれた。次は優勝」。不利は承知で来年も逃げる。「それが奥井迪です」と言い放った。