山本です。6~8日の3日間、伊豆ベロドロームで自転車競技のジャパントラックカップ1(JTC1)が開催中です。W杯や世界選手権、さらには2020年の東京へとつながる、重要な大会。日本勢はもちろん、競輪でおなじみの短期登録選手も出場しています。

男子ケイリンを逃げ切りで制した脇本雄太(中央)
男子ケイリンを逃げ切りで制した脇本雄太(中央)

 初日から日本勢がやりました! 男子ケイリンは脇本雄太(29)が見事優勝。最後尾の6番手スタートから2周半で先頭に立ち、そのまま押し切るという、感動的な逃げ切り勝ちに会場が沸きました。スタート順が最後方になったことで「今までのレースじゃだめかなと。違うことに挑戦してみようと思った」。結果を求められる開催で大胆、かつ力勝負に出ての勝利は力を付けた証し。脇本はその後の200メートルFTTでも9秒833の伊豆でのベストタイムをマーク。絶好調です。

 その右にいるちょっと怖そうなお顔(失礼)が、今後日本のライバルになるかもしれない、セバスチャン・ヴィジエ(フランス)。まだ21歳だそうですが、ケイリンもスプリントも活躍していました。要チェックや!

自己ベストをマークし満足そうなブフリ
自己ベストをマークし満足そうなブフリ

 とはいえ、この日の話題をさらったのがこの男。日本でもおなじみマティエス・ブフリ(25=オランダ)でした。200メートルFTTで9秒656の最高タイムをマーク。時速で74・57キロ! バイクです。伊豆のバンクレコードで、ブフリにとっても自己ベストだそうです。

 スプリントもストレート勝ち。「午前のケイリンに出ず、ここに絞って良かった。明日(7日)はリラックスして走れる」と満足そうでした。

 明日もレース情報をお送りします。【山本幸史】