決勝で吉沢純平の番手をめぐり、同県の師匠・武田豊樹と木暮安由の競りが展開された。武田が気迫で競り勝ったが、ゴール前に木暮が抜き返して8着。武田は9着だった。

 木暮は「いい刺激をもらった。武田さんに恩義があることは忘れませんが、気持ちで負けていてはタイトルは取れないし、これからもどんどんやっていきたい」。一方、武田は「とにかく番手を取り切ることに集中した。勝つことは不可能だったと思うが、久々にG1の決勝に乗れたし、次のステージにつなげていきたい」と、さばさばした表情だった。