前年覇者の村上博幸が苦しみ抜いて準決行きを決めた。

「初日の顔見せでシューズが壊れたので、感じも何も確かめられない」。それでも、2予Aを4着で突破すると新たなハンドルを購入し、懸命の立て直しを図っていた。「この年になると、いい意味で鈍感にもなる。まだ(連覇の)可能性がある」と自らを奮い立たせるように笑った。