12R優勝戦は、まさかの結末だった。金子萌、石川真二、嶋義信の3艇がフライングの大波乱。有賀達也(34=埼玉)が最内差しから恵まれて今年初、尼崎では昨年1月一般戦以来2度目の優勝を決めた。

内枠両者がコース取りから火花を散らした。1枠の金子萌はピット離れで2枠の石川真二にインを奪われて、お互いに深い進入。スタートはともに非常識フライングとなった。(金子はコンマ07、石川はコンマ08)。さらに3コースの嶋義信もコンマ03の勇み足となった。有賀はコンマ10のタイミング。最後に最内を差すと、伸びて2M先取りに成功した。「こんなこともあるんですね。自分は(スタートが)入っていると思いました。1M先頭で抜けたのは結果論です。準優までは伸び寄りでターン回りはいけてなかったけど、優勝戦は乗りやすくなっていました」と照れ笑いを浮かべた。

尼崎は2度優出してともに優勝となった。「いいエンジンも引けるし、相性がいいです」とにっこり。

次走は、19日から24日まで多摩川一般戦に出走予定。7月からA1級昇格を決めていて、10月11日からはG1丸亀周年の出場も控えている。「揉まれてきます。でも、気持ちだけは負けないようにしたいですね。恵まれという形ですけど、優勝することができたのでこれからも一生懸命走ります」。次なるステージでの有賀の挑戦は見ものだ。