出口舞有子(27=愛知)が逃げ切って、15年11月のデビュー以来、初の優勝を飾った。

進入は枠なりの3対3。出口はインからコンマ03の度胸満点スタートを決めて先マイ。すぐに独走態勢を築いた。2着は3コースからまくり差し、2M混戦を抜け出した地元の鎌倉涼。3着争いは激戦となったが、塩崎桐加が最終バックで寺田千恵、田口節子を競り落とした。

ウイニングランを終えた出口は「調整もしっかりできて、自信を持っていけました」と笑顔をほころばせた。今年は8月の多摩川レディースチャンピオンでG1初出場、8月のびわこヤングダービーでは準優進出を果たし、飛躍の年となった。「来年の目標はA1昇級と大レースで活躍することです」と、優勝旗を手に、さらなる活躍を誓った。