スーパーエース機を味方に、毒島誠(37=群馬)が優勝。1Mを先に回ると後続を一気に突き放した。甲子園3大会目にして初めて、「逃げ」で決着。2着には昨年Vの峰竜太、3着には太田和美が入り、3連単540円の堅い決着となった。

前検日に丸亀の誇るスーパーエース64号機を引き当てた瞬間、すでに優勝する運命は決まっていたのかもしれない。瀬戸内の夜空に舞い上がるド派手な花火をバックに、全国制覇を果たした群馬県代表・毒島誠は喜びをかみしめた。スタンドへ向けて、何度もガッツポーズを繰り返した。

「すごいですよ。すごい。足が(他の)人とは違っていました。いいバッテリーが決めました」と桁違いのパワーを実感。優勝戦ではコンマ07のスタートを決めるとグイグイ前へ。余裕たっぷりに1Mを先マイ、差して追う峰らをあっさりと突き放した。

「相棒が良かったです。ずっと持ち歩きたいです。日本一のエンジン。多少(調整を)外しても、しっかり走っていた」

丸亀は初優勝を含むSG2度の優勝。ナイターでの相性の良さも手伝って、前検日から最終日まで強い毒島を見せつけた。

「ずっとプレッシャーがありました」と良機を引いたゆえの苦悩も、エンジンへの信頼と、持ち前の旋回力で乗り越えた。

「群馬のみなさん、やりました!」。故郷・群馬へ、初めて深紅の大優勝旗を持ち帰る。この栄冠をきっかけに、21年下半期の大攻勢が始まる。【中牟田康】

◆毒島誠(ぶすじま・まこと)1984年(昭59)1月8日、群馬県生まれ。92期生として、03年5月に桐生一般戦でデビュー。同年7月の多摩川一般戦でデビュー初勝利。同期に松村敏、大峯豊らがいる。妻は元ボートレーサー池田幸美さん。SG優勝は7度、G1優勝は11度。162センチ、53キロ。血液型B。