プレミアムG1第35回レディースチャンピオンの直前連載コラム3回目は、初日12Rドリーム戦を展望する。1枠の小野生奈(32=福岡)が、4年前の芦屋以来、大会2度目Vへ向け、まずは先勝となるか。ただし、意外に波乱の多いレースで、遠藤エミらの逆転も警戒したい。

<ドリーム戦展望>

選考期間内勝率で決まった枠番とはいえ、どの選手からでも狙える絶妙な対戦カード。小野が1枠を手に入れた。昨年8月以降の直近1年間の1コース勝率は68・8%。今大会は70%以上が11人おり、その数字はトップランクではないものの、G2以上の出走数が多いことを加味すれば及第点はつく。インの平均スタートはコンマ12のトップタイ。まくられる心配は少なく、一定の機力があれば逃げ切りが有力。大会2度目Vへ、的確に勝って流れを作る。

ただし、データ面では穴の魅力も大いにある。大会が夏に移行した12年8月以降、初日DRのイン逃げは、9回中、4回にとどまる。2回に1回以上は敗れている。特に遠藤は17年芦屋で2コース差し、昨年多摩川は3コースまくりを決めており、再び波乱を呼び込む可能性はある。

センターには岡山勢が並ぶ。パワーを引き出す能力に優れる守屋、さらに伸び型調整も選択肢にある田口の強襲は十分。好素性機を手に入れると威力は増す。

鎌倉、平山はターン巧者。自力で攻めるには不利な枠だが、誰かが攻め、差し場があれば、その隙は逃さない。【窪寺伸行】(おわり)