117期の山口拳矢(25=岐阜)が、地元でうれしいビッグレース初制覇を果たした。

昨年5月のデビューから1年114日でのビッグ優勝は、10年12月の深谷知広の1年159日を更新する最速記録となった。

単騎戦で挑んだ山口は、新山響平の先行の前に7番手に置かれたが、最終2角からまくり発進。3角から番手まくりを放った新田祐大の抵抗をしのいで押し切った。2着には山口を追った平原康多、3着は鈴木裕が入った。

優勝インタビューを担当した父ヤマコウ(山口幸二氏=日刊スポーツ評論家)には「すごい!」と祝福された。山口は「スタート(養成所卒業)が遅れた分、自分の中で早く結果を出さなきゃと思っていた。4角から急に足が回らなくなった。お父さんが目の前にいるので、家にいる家族に一番に伝えたい」。涙声の父とは対照的に終始笑顔だった。

2車単(2)(9)4230円、3連単(2)(9)(4)5万8810円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者発行のものと照合してください)