21年KEIRINグランプリ覇者の古性優作(31=大阪)が22年最初のG1を制した。2着は松浦悠士、3着は新田祐大が入った。
真新しい白いジャージーが、インコースを切り裂いた。21年GP覇者の古性が、疾風(はやて)のごとく22年のGP出場権をかっさらった。
今年1年、約束された最内枠の位置。昨年とは競輪の見え方が全く変わった。「外枠なら初手の作戦は前か後ろしかない。でも、1番車は選択肢が多過ぎて、逆に迷ってしまった」。1月は、プレッシャーより戸惑いを感じていた。
もう1つ大きな変化があった。「自力でGPを取ってから、オッズが変わった。脚力は変わらないのに、周りの期待度が上がっているのを感じました」。
チャンピオンとして臨む初めてのG1レース。コンディションは思ったように上げられない。それでも、古性は何事からも逃げなかった。
決勝は内枠の利点を生かし、初手から3番手の好位置につけた。動きのない展開でも、ここなら焦る必要はない。前の松浦が外に動くと、迷いなく内に突っ込んだ。
大会中は他地区の勢いをひしひしと感じたが、感性と戦術で孤軍奮闘した。「今、近畿の若手に活気がない。かといって脇本(雄太)さんだけには頼れない。今回は気持ちでカバーできました。G1は2つ取ったら本物って言いますからね」。こう言うと、ようやく安堵(あんど)の笑みがもれた。
「今回は結果だけ良かったが、満足はしていない。これからもっといっぱい(タイトルを)取っていきます」。この勝利がもたらすものは大きい。重圧の中で1年間を戦い抜く、自信と誇りを手に入れたのだから。





















