ボートレース界のスーパースター、峰竜太(37=佐賀)が復帰戦を見事に優勝した。

12R優勝戦は1枠で登場。インからコンマ19のスタートを決め、力強く逃げた。通算86度目の優勝。ゴール時は右手を大きく上げてガッツポーズし、喜びを表した。2着は山本修一、3着は大峯豊だった。

レースは2枠の堀本和也がチルト2度に上げて6コース戦を選択。134・562の3対3となった。そんなライバルの揺さぶりにも動じず、峰はしっかり仕掛けを決めて、1Mは冷静に先マイ。差した山本修一らを突き放した。

レース後、峰はウイニングランを行い、ファンにアロハポーズをしたり、両手を何度も振った。さらに、1M前ではボートを止めて、ファンに正座をしながら一礼。その際、汗か、涙か、両手で目をぬぐうシーンもあった。

優勝戦の売り上げは2億1324万200円。11Rの売り上げ(3587万8100円)の約6倍もの数字を残し、峰効果が出た。

峰はレースの予想を行っている者(予想業)とネット上で接触するなど、選手自身のルールに対する理解不足により、ボートレースの信頼を失墜させたとして、2月25日に4カ月間の出場停止処分を受けていた。