黒野元基(26=愛知)が、イン速攻でルーキーシリーズ連続Vを飾った。黒野は今年3度目、通算5度目の優勝。2着争いは2周2Mで中村日向が川原祐明に競り勝ち決着をつけた。

全員がゼロ台の壮絶なスタート合戦となった。その中でイン黒野はコンマ02のトップスタート。こうなると他の出番はなかった。3コース中村のまくり差しも寄せ付けず。バックから早々に独り旅だった。

児島に続き、今回も決して実績機ではなかったが、行き足、伸びをトップ級に仕上げた。ルーキー世代では格上の風格さえ感じさせるハンドルで七夕決戦を制圧。短冊にどんな願い事を書くか問われると「大きな事は書かず、目の前の一戦に全力を注ぐ。まずは9月のヤングダービーを頑張りたい」と話した。次走はルーキーシリーズ3連覇を目指し、11日から丸亀に参戦する。