自転車競技の東京五輪代表で、ガールズケイリン3期生の小林優香(28=福岡)が4日朝、ナショナルチーム引退を自身のSNSで発表した。

東京五輪後には去就が注目されたが、自身でスポンサー探しに奔走し、再びパリ五輪出場を目指す意思を表明していた。

ところが、5月ネーションズカップ(カナダ)のケイリン決勝で落車。その後も平塚オールガールズや、7月ガールズケイリンフェスティバル(玉野)に出場したものの、体調が思わしくなかった。

精密検査の結果、仙骨の骨折などが判明。これ以上はナショナルチームでの高度なトレーニングができないと判断し、代表引退を決意した。

「ガールズケイリンフェスティバルの後に(代表を)辞めました。応援して頂いた方々にも不本意な結果となって心苦しいです。今後は競輪選手としての復帰に向けてリハビリとトレーニングを頑張ります」。

小林は14年5月にデビュー。翌年にはガールズグランプリを優勝し、わずか2年目で賞金女王の座についた。16年には「東京五輪で金メダルを取るのが夢だった」と語り、ナショナルチーム入り。メダル獲得はならなかったが、7年間にわたり日本代表として活躍していた。

現在は治療に専念しており、復帰の時期については未定。