東京期待の新鋭が、ダービーで初のひのき舞台に立つ。連載第2回は、SG初出場の宮之原輝紀(24=東京)をクローズアップ。既に栗城匠、板橋侑我がG1を制覇するなど精鋭がそろう118期の中でもNO・1評価を受けていた大器が、いよいよ最高のステージに登場する。

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ダービー出場の勝率争いは7月末まで。その上旬あたりから関東の関係者の間では「宮之原が出場圏内にいる」と話題になっていた。だが宮之原本人は「まったく意識してなかったです」と振り返る。

同期の栗城、板橋は昨年、G1初優勝を飾りSGクラシックに出場した。だからといって、すぐに追い付かなければ、という焦りはなかったそう。「記念もそうですが、自分はまだまだSGで通用すると思ってません」と控えめな答えが返ってきた。それでもトップルーキーに4年連続で選出されているように、若手の中で実力、期待度は相当に高い。好素性エンジンを引いた時の爆発力は、記念級にも見劣りしない。

開催水面の常滑はまだ優出もなく実績はない。それも踏まえ「いつも通りのことをやって、いいレースをしたいです。今の自分ができる精いっぱいのことをやります」と前を向く。SG初勝利の水神祭以上のことをやってくれそうな雰囲気が、宮之原にはある。【中川純】

※明日は「ドリーム戦展望」

◆宮之原輝紀(みやのはら・こうき) 1997年(平9)11月26日、東京・大田区生まれ。ボート118期生として16年5月に平和島でデビュー、初勝利は同年7月の戸田。18年6月の江戸川で初優勝。同期は栗城匠、新開航、板橋侑我ら。161センチ、51キロ、血液型O。