高憧四季(23=大阪)が2コースから渾身(こんしん)の差しを決めて、デビュー初優勝を飾った。2着は落合直子、3着は津田裕絵が入った。

19年5月に住之江でプロデビュー。ここまで8度の優出を果たしたが、「今まで2回先頭を走っていたのに抜かれたので、ゴールするまで緊張していました」と、表彰式ではやっと表情を崩した。「本当にエンジンのおかげです」と、新エンジン、新ペラに触らずトップ級の仕上がり。優勝戦は同郷の先輩、落合を差し切って恩返しした。

「これから早くA1に上がって、SGやG1を走りたいです」。詰めかけたファンに、今後の健闘を誓った。