中田竜太(35=埼玉)が、土壇場の準優進出の勝負駆けを成功させた。4日目は4R6着が響き、9Rは自力当確へ1着条件に追い込まれる中、冷静な3コースまくり差しで抜け出した。機力に首をかしげつつも「スタートが行けたし、まあ、いっか」と笑った。

伸びと回り足のバランスが取れずに調整は苦心。ここに来てペラ形状をがらっと変えた。「前半レースは(内容が)駄目。でも、あれで吹っ切れた。後半は嫁さん(浜田亜理沙)のペラゲージに合わせて調整した。伸びはまし。ターンは犠牲になったけど、想定通り。この方向で回り足を求めます」と腹は決まった。さらに「あとは気合を入れて頑張るだけ」と言葉に力を込めた。12Rは4枠にスタンバイ。迷わず攻め込む。