準決12Rは久米詩(24=静岡)と児玉碧衣(28=福岡)の1着同着となった。

最終ホームから児玉が一気にまくって先頭へ。巧みに切り替えた久米が追い込み、ゴール前は大接戦となった。写真判定の末に、両者同着で決勝切符をつかんだ。

久米は「残り1周半からスピードが上がることが分かっていたので、立ち遅れないようにと。体の状態もいいし、レースも見えている。明日(決勝)もう1段階、調子を上げていけたらなと思う」と語った。

ゴール後は勝利を確信してファンにアピールしていただけに「早とちって、ガッツポーズしてすみませんでした」と苦笑いだった。

一方の児玉は「昨日(初日)はちょっと悔いが残るレースだったので、今日(2日目)は出し切るレースをやれた。体の状態は全く問題なく、自分の力を100%出せば優勝はあると思う」とニッコリ。昨年のオールガールズで佐藤水菜との同着優勝があっただけに「デジャビューって感じですね。サトミナ(佐藤)と2回目なので。明日は余裕持って1着取れるように頑張ります」と笑った。

なお、久米に続いた石井寛子が3着に入り、残り1人の決勝最後のイスに滑り込んだ。