上田紗奈(27=大阪)と児島ボートがある岡山県には、浅からぬ縁がある。

彼女が、小学生から高校生までBMX(バイシクルモトクロス)ライダーだったのは、今ではよく知られた話だが、岡山県はそのBMXの聖地として有名。岡山市内に日本最大級の運動施設・アクションスポーツパーク岡山(11年閉鎖)がかつてあり、全国から競技者が集っていたためだ。

ライダーだった上田も例にもれず、何度か訪れていた。「笠岡(市)はよく来ていました。一緒にレースしていた先輩が、岡山出身だったので、夏合宿をさせてもらっていました」と当時を振り返る。同県への思い出については「岡山は空気がおいしいですね」。子ども時代は澄んだ空気の中、BMXに打ち込んでいたことが目に浮かぶ。

そんな彼女が今節、児島ボートに参戦中。BMXのように軽快に動いているかいえば、そうでもなく…。この日まで上位着に絡めていない。ただ、同じく児島参戦中の沢田昭宏にアドバイスをもらい「(ペラの)形を変えて、すごく乗りやすくなりました。レースに参加できる感じです」と良化気配がうかがえる。3日目は4R1枠の1走。ボートレースでも“ライダー仕込み”の攻めの姿勢を崩さずに挑む。