日刊スポーツ新聞社制定「第38回競輪年間三賞」の受賞者が決まった。MVPに相当する殊勲賞にはG1・2勝でKEIRINグランプリ(GP)も制した古性優作(33=大阪)が2年連続で選ばれた。
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古性優作が輝きを増した1年間だった。23年のG1・3冠に続き、24年はG1・2冠プラス、KEIRINグランプリを制して獲得賞金は3億8000万円を超え、史上最高額となった。
活躍できた要因に挙げたのは近畿地区の自力選手のレベルアップだった。「グランプリを取ることができたのは脇本(雄太)さんのおかげでした。そして、3月のウィナーズ(カップ)や8月のオールスター決勝では窓場(千加頼)と連係できた。昨年の1月に近畿地区のキーマンとして名前を挙げた寺崎(浩平)も10月の寛仁親王牌決勝で連係できてうれしかった」。ラインの層が厚くなったことで、古性にもチャンスが広がった。
25年の元日も真摯(しんし)に練習に取り組んだ。昨年12月30日にGP優勝を遂げた後、同31日は休養日に当てた。これは元日から全力で練習するための準備だった。
「31日は1歩も家から出ることもなく体のケアをして、正月らしいことは何もしなかった」と笑ったが、そこに25年に懸ける意気込みが垣間見えた。「今年はチャンスがある限りものにしたいし、なくても優勝できる走りがしたい」。至高の目標として掲げる「ダブルグランドスラム(各タイトル複数回制覇)」に向けて、2月全日本選抜(豊橋)から全力疾走する。
◆古性優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日生まれ、大阪市出身。清風高卒。競輪学校(現養成所)100期生として11年7月に岸和田でデビュー(予選1、準決1、決勝1)。G1は21年いわき平オールスターで初Vを飾り、昨年の寛仁親王牌まで8勝。GPは21、24年とともに静岡で制覇した。168センチ、77キロ、血液型O。
◆競輪年間三賞 日刊スポーツ新聞社が87年に創設した。1年間(1~12月)の競走を対象として、活躍した選手の中から殊勲、敢闘、技能賞、ガールズ最優秀選手賞を選定し、表彰する。日刊スポーツ新聞社の東京、西日本両本社の競輪担当記者と評論家らで構成される三賞選考委員会が受賞者を選定。表彰盾と賞金が贈られる。





















