穴党ファンでなくても、注目する1人になるだろう。最終日は、日高裕太(23=静岡)が約1年2カ月ぶりに決勝進出した勢いでS級初優勝といくか興味の的になる。

また、風吹けば何とやらとなるか。準決10Rで大波乱の立役者になった。寒波の襲来で寒さと強風が吹き荒れたこの日。デビュー4年目で、競走得点が100点に満たない脇役が、25年ヤンググランプリ覇者の中石湊と、G1常連の東矢圭吾をまとめて破ったのだ。打鐘過ぎからもがき合った中石と東矢を単騎まくりで一蹴。「勝てたのは、たまたまですよ。風が強く、先行争いもあったので。自分に流れが向きました」と、金星ゲットを謙虚に振り返った。

日ごろ、強風が吹く静岡バンクで乗り込む成果が表れた。また、年頭から脇本勇希に始まり、脇本雄太、北津留翼と単騎選手が次々とG3を制したデータもある。「頑張ります」と笑みを見せた日高。強風のコンデションが予想される決勝12R。鈴木竜士と東矢圭吾がたたき合いになれば、単騎まくりでVチャンスを逃さない。