札幌対神戸 後半22分、PKをとられ座り込んで頭を抱えるペトロビッチ監督(撮影・黒川智章)
札幌対神戸 後半22分、PKをとられ座り込んで頭を抱えるペトロビッチ監督(撮影・黒川智章)

ヴィッセル神戸が0-3のビハインドから後半に4点を集めて4-3と大逆転勝利を収めた。J1リーグ戦で3点差逆転勝ちは13年8月17日の大分戦での浦和以来、8年ぶり史上9度目(4点差逆転は過去になし)。神戸は初めて。


◆J1リーグ戦の3点差逆転勝ち

94年9月21日 清水0-3→5-4浦和戦

95年9月6日 市原0-3→4-3C大阪戦

96年5月18日 平塚0-3→5-3浦和戦

97年8月30日 C大阪0-3→5-3V川崎戦

03年4月26日 C大阪0-3→6-4浦和戦

06年11月11日 東京1-4→5-4川崎F戦

11年9月10日 C大阪0-3→5-4広島戦

13年8月17日 浦和0-3→4-3大分戦

21年3月20日 神戸0-3→4-3札幌戦


一方、北海道コンサドーレ札幌のFWアンデルソン・ロペスはJ1で自身2度目のハットトリックを達成しながら敗戦。J1でのハットトリックは今季初で通算242度目だが、チームが敗れたのは05年9月18日の浦和戦での広島FW佐藤寿人(3-4)以来、16年ぶり9度目の屈辱。札幌の選手は初めて。

ロペスは前半45分に先制ゴールを決め、前半ロスタイム(45+8分)に2点目、後半1分に3点目と、記録上は「2分間」での達成。01年7月14日の柏戦でC大阪のFW真中靖夫が後半27、28、30分と試合の初ゴールから記録した「3分間」でのハットトリックがJ1最速だが、今回のロペスのケースは前半のロスタイムを挟んでいるため、参考記録か。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)

札幌対神戸 後半41分、MF山口が勝ち越しゴール決め、沸く神戸の選手たち(撮影・黒川智章)
札幌対神戸 後半41分、MF山口が勝ち越しゴール決め、沸く神戸の選手たち(撮影・黒川智章)