なでしこジャパンは27日、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選の会場となる大阪・金鳥スタで約1時間半の公式練習を行った。冒頭15分間のみを報道陣に公開。選手は雨により水気を含んだピッチコンディションの中、丁寧なパス交換で感触を確かめた。

 29日の初戦はオーストラリアと対戦。今回の予選は6チームの総当たり戦で、五輪に進めるのはわずかに2チームだ。代表137試合の経験を持つFW大野忍(32=INAC神戸)は「今はアジアで1番という責任がある。そういうプレッシャーがあるけれど、いいモチベーションになります」と気合十分。クラブ、代表で同僚だった澤穂希さんが引退して迎える舞台だが「澤さんがガッカリしない試合をしたい。『大丈夫だ』って思ってもらえるサッカーをしたい」と使命感を口にした。