4年に1度のサッカーの祭典、W杯開幕まで14日であと1年。舞台となるロシアで17日(日本時間18日)からはプレ大会としてコンフェデレーションズ杯がサンクトペテルブルク、モスクワなど4都市で行われる。開催国ロシアのほか、欧州王者ポルトガル、南米覇者のチリ、前回W杯優勝のドイツなど8チームが出場する。

 ハリルホジッチ監督はコンフェデ杯を現地視察する。アギーレ前監督が率いていた15年アジア杯で8強に終わった日本は出場資格がないが、1年後の成功に向けて準備。関係者が集うだけに、今秋の実現を模索する国際親善試合の相手や、日本協会が進めるベースキャンプ地についての情報も入手できるかもしれない。今日14日夜に帰国し、15日にはスタッフ会議を開き、週末の17、18日にJリーグを視察する。早ければ20日以降に日本をたち、休む間もなく策を練ることになる。

 ◆コンフェデレーションズ杯 アジア、アフリカ、北中米、南米、オセアニア、欧州各大陸の選出大会を制した6カ国に開催国、招待国を含めた8カ国で行われる国際大会。92年と95年にサウジアラビアが主催したインターコンチネンタル杯が前身。97年大会からFIFA管轄。03年フランス大会までは2年に1度。05年ドイツ大会からは「プレW杯」と位置づけ、4年に1度開催地で行われる現行形式となった。最多優勝はブラジルの4回。