15年10月の国際親善試合イラン戦以来、約2年ぶりの国際Aマッチ出場となったMF柴崎岳(25)は、決定機を演出することができなかった。MF井手口、山口との3ボランチの一角として先発。6万2615人が集まった完全アウェーの中、なかなか前を向くことができず、後半35分にFW久保と交代した。

 0-1という結果について、チームとして「かなりチャンスはつくっていたと思うけど、ものにできなかったという印象。これもサッカー」と、唇をかんだ。高温多湿と完全アウェーの環境については「あまり経験ないような、なかなかタフな環境。そういう意味ではいい経験になった」と、前向きにとらえた。引いた位置でボールを受けるシーンが多く、ゴールから遠い位置でのプレーが目立ち、持ち前の攻撃力を発揮できなかったが「停滞していた時間があったので、いろいろな動きで打破しようと思っていた。うまくいったところもあったけど、自分がほしいところにボールが来ないこともあった」と話し、チームメートとのコミュニケーションも課題に挙げた。