日本(FIFAランク40位)がW杯ロシア大会出場決定後、初の国内試合を不完全燃焼のまま終えた。ニュージーランド(同113位)に2-1で辛勝したが、チャンスを外し続けるなど攻守に内容は乏しかった。

 MF香川真司(28=ドルトムント)は、前半だけでシュート3本を放つなどアピールしたが得点に絡めなかった。トップ下で先発し、同8分にはポスト直撃のミドルシュートも放った。後半15分で退くと、中盤をトップ下を置かない逆三角形に構成を変更して勝ち越した。「もちろん結果はほしかった。危機感は常に持っている。(次は)自分の集大成となるW杯だと思っている」。反省する一方で「W杯を見据えるという意味ではレベルは高くない」とマッチメークには疑問を感じた様子だった。