日本サッカー協会が東京・JFAハウスで理事会を開き、2020年の東京五輪男子日本代表監督に、J1サンフレッチェ広島で3度のリーグ優勝を誇る森保一氏(49)の就任を承認した。初陣は12月にタイである国際大会の北朝鮮戦。来年1月のU-23(23歳以下)アジア選手権が初公式戦となる。

 日本協会の田嶋会長は東京・JFAハウスで森保氏について「広島での成果は誰もが認めるところ。非常にまじめで、手を抜かない、やりきる男」と期待した。技術委員会から人選を一任されていた西野委員長も会見。J1監督としてしのぎを削った間柄で「4年間で3度のリーグ優勝、Jリーグの中でも最高の実績を持った指導者だと考えています」。人格と指導力、さらに若手へのアプローチ、そしてU-20日本代表コーチの経験などが決め手になったとした。目標については「メダルというところを1年後、1年半後に目標設定ができるチーム作りを」。なお、A代表への関与については「現状、まったく考えていません」としつつ「今後当然、そういうことも考えて」と話した。