日本代表に初めて選出されたガンバ大阪DF初瀬亮(20)が11月30日、大阪・吹田市内で、12月9日に開幕する東アジアE-1選手権に向けて意気込んだ。招集メンバー最年少のサイドバックは「最年少で失うものはないし、全力でアピールしたい。ピッチに入れば年齢は関係ないので、しっかりやりたい」。

 5月のU-20W杯から約7カ月で日本代表まで上り詰めた。「自分として思い描いていた。W杯が終わってからは東アジアを目指してやってきていたし、ビックリしたけど、このタイミングで入れたのは大きい」。東京五輪世代ではMF堂安やFW久保らを抜いて、一番乗りでの日本代表入り。「同世代の中でも初めに刺激を受けられるチャンスだと思う。同世代には負けられないけれど、そこがライバルじゃない」。国際Aマッチ初出場で、一気に経験を積むことが目標だ。

 前日29日には父からは「ここからやっていけよ」と激励を受けた。初瀬も「やっとスタートラインに立てた。チャンスを生かすも生かし切れないのも自分次第」。もちろん、ここから逆転でのW杯出場が目標だ。「サイドバックの3番手、4番手と食い込んでいけたら。手の届かない場所ではない。思い切ってやってきたい」と、ロシアに向けて大きな1歩を踏み出す。