サッカーワールドカップ・ロシア大会の日本代表監督に就任した西野朗新監督(63)が12日、都内のJFAハウスで会見を開いた。西野監督は、本大会前最後の実戦となる予定の5月30日のガーナ戦の前に、国内でトレーニングマッチを行う考えを示した。

 西野監督は、国内組がJリーグ、ルヴァン杯、アジア・チャンピオンズリーグなど、ワールドカップ本大会まで過密日程が続く一方、パチューカFW本田圭佑が戦うメキシコ1部リーグは4月、欧州1部リーグは5月2週目にリーグ戦の日程が終了するため、各選手のコンディション調整。リカバリーにズレが生じることを指摘。その上で「(国内組は)ACLに敗退したクラブもあるがルヴァンカップ含め相当数の試合がある。わずかですが、リフレッシュして試合に入って欲しい。リカバーの日程もバラバラな中、フルゲーム…トレーニングマッチをガーナ戦の前に考える必要がある」と明言した。

 一方で「(代表の活動で)40日以上の拘束があり、国内(の公式戦の日程)もタイト…選手のメンタルをどうキープするかが大事。ストレスが強いなら考えないといけない」と、トレーニングマッチの強行には、慎重な姿勢を示した。【村上幸将】