日本代表FW大迫勇也(28)が18日、東京・アシックス原宿フラッグシップで行われた新スパイク「DS LIGHT X-FLY3 SL」(大迫モデル)と「DS LIGHT X-FLY3」(乾貴士モデル)の発表イベントに出席した。

 前日18日に28歳の誕生日を迎え「(代表発表で)メンバーに選んでいただいて、いい日になった。すぐ大きな大会(W杯ロシア大会)が始まるので、そこに向けていいスタートにしたい」と笑顔で話した。

 スパイクの色には赤を選び「後々、考えると赤の時に点が取れていた。W杯でもゴールを奪いたい。FWなので、点を取ってチームに勢いを与えたい。目標は歴史を変えること」と、過去最高の8強を目指す抱負を語った。

 16日にはケルンからブレーメンへの移籍が発表された。4シーズン在籍し、2部に降格したケルンへの愛着は強く「かなり迷いましたね。チームメートのことも好きでしたし」。しかし「残り少ないサッカー人生を考えた時、1部でやるチャンスがあるなら挑戦しよう」と決断した。コーフェルト監督が直接口説きに来たといい「1時間半くらい1対1で話して『来てほしい』とストレートに言われた。最終節から2週間以内に移籍するか決断する契約だった中で、監督との話が決め手になった」と契約の裏話を明かした。

 来季以降の所属先が決まり、W杯に集中できる。21日から始まる国内合宿(東京近郊)へ「まずは(西野)新監督の話を聞きたい。(日本協会)技術委員長と選手から、監督と選手の関係になったので、これからいろいろ話すことになると思います」。代表メンバーが27人から23人に絞り込まれる30日の国際親善試合ガーナ戦(日産ス)に向けては「メンバーを決める試合という考えじゃなく、W杯で最も大事なコロンビアとの初戦に向けた貴重な1試合と思って戦わないといけない」と強調していた。

 大迫は17日にドイツから帰国し、都内で自主トレーニングを重ねている。